AWSで基本的なロードバランシング環境を30分程度で構築してみる その①
こんにちは。エンジニアのfaunです。
今更ですが、下記のようにAWSでの基本的なロードバランシング環境の構築方法について備忘録として残しておきたいと思います。
上記イメージのように、2つのサブネットにEC2インスタンスを構築して、ロードバランサーで負荷分散させる構成をつくっていきます。
ネットワークを構築する
VPCを作成する
今回は東京リージョンで作成していきます。
まずは、右上のリージョンリストから「アジアパシフィック (東京)ap-northeast-1」を選択します。
次に一番上の検索メニューから「VPC」と入力して、VPCの画面に遷移します。
右上の「VPCを作成」ボタンをクリックします。
以下の画像のように入力します。
IPv4 CIDR ブロックは広めに取っておきます。
10.0.0.0/16
サブネットを作成する
次にサブネットを2つ作成していきます。
まずは1つ目のサブネットを作成します。
VPC IDは先程作成したVPCを選択します。
IPv4 CIDR ブロックは今回は以下のように設定します。
10.0.1.0/24
アベイラビリティーゾーンは「アジアパシフィック (東京)/ap-northeast-1a」を選択します。
2つ目のサブネットを1つ目と同様の手順で作成していきます。
IPv4 CIDR ブロック
10.0.2.0/24
アベイラビリティーゾーンは「アジアパシフィック (東京)/ap-northeast-1c」を選択します。
インターネットゲートウェイを作成する
インターネットへの窓口となるインターネットゲートウェイを作成していきます。 右上の「VPCへアタッチ」ボタンをクリックする。 先程作成したVPCを選択して「インターネットゲートウェイのアタッチ」ボタンをクリックします。
ルートテーブルを作成する
次に、先程作成したサブネットがインターネットゲートウェイ経由でインターネットにアクセスできるようにするためにルートテーブルを作成していきます。
既にVPC作成時にデフォルトのルートテーブルが作成されていますが、これは基本的には使用しません。
ルートテーブルを作成したので、ルートテーブルにインターネットゲートウェイへのルートを登録します。
ルートタブから「ルートの編集」を選択してください。
Destinationに「0.0.0.0/0」を入力します。
Targetには先程作成したインターネットゲートウェイのインターネットゲートウェイ IDを指定します。
次にサブネットの関連付けを行います。
サブネットの関連付けタブから「サブネットの関連付けを編集」をクリックしてください。
先程作成したサブネット2つを選択して「Save Associations」をクリックしてください。
少し長くなりましたので、今回はここまでです。
次回は今回作成した2つのサブネットにEC2を配置してロードバランサーで負荷分散させるところまで構築します。