AWSで基本的なロードバランシング環境を30分程度で構築してみる その①

こんにちは。エンジニアのfaunです。

今更ですが、下記のようにAWSでの基本的なロードバランシング環境の構築方法について備忘録として残しておきたいと思います。 f:id:faun752:20210607222124p:plain
上記イメージのように、2つのサブネットにEC2インスタンスを構築して、ロードバランサーで負荷分散させる構成をつくっていきます。

ネットワークを構築する

VPCを作成する

今回は東京リージョンで作成していきます。 まずは、右上のリージョンリストから「アジアパシフィック (東京)ap-northeast-1」を選択します。 次に一番上の検索メニューから「VPC」と入力して、VPCの画面に遷移します。 右上の「VPCを作成」ボタンをクリックします。 f:id:faun752:20210606193043p:plain 以下の画像のように入力します。
IPv4 CIDR ブロックは広めに取っておきます。

10.0.0.0/16

f:id:faun752:20210606203244p:plain

サブネットを作成する

次にサブネットを2つ作成していきます。 f:id:faun752:20210606203552p:plain まずは1つ目のサブネットを作成します。
VPC IDは先程作成したVPCを選択します。
IPv4 CIDR ブロックは今回は以下のように設定します。

10.0.1.0/24

アベイラビリティーゾーンは「アジアパシフィック (東京)/ap-northeast-1a」を選択します。 f:id:faun752:20210606203759p:plain 2つ目のサブネットを1つ目と同様の手順で作成していきます。
IPv4 CIDR ブロック

10.0.2.0/24

アベイラビリティーゾーンは「アジアパシフィック (東京)/ap-northeast-1c」を選択します。 f:id:faun752:20210606204031p:plain

インターネットゲートウェイを作成する

インターネットへの窓口となるインターネットゲートウェイを作成していきます。 f:id:faun752:20210606211520p:plain f:id:faun752:20210606211541p:plain 右上の「VPCへアタッチ」ボタンをクリックする。 f:id:faun752:20210606211747p:plain 先程作成したVPCを選択して「インターネットゲートウェイのアタッチ」ボタンをクリックします。 f:id:faun752:20210606211757p:plain

ルートテーブルを作成する

次に、先程作成したサブネットがインターネットゲートウェイ経由でインターネットにアクセスできるようにするためにルートテーブルを作成していきます。 既にVPC作成時にデフォルトのルートテーブルが作成されていますが、これは基本的には使用しません。 f:id:faun752:20210606213301p:plain f:id:faun752:20210606213325p:plain ルートテーブルを作成したので、ルートテーブルにインターネットゲートウェイへのルートを登録します。
ルートタブから「ルートの編集」を選択してください。 f:id:faun752:20210607214101p:plain Destinationに「0.0.0.0/0」を入力します。
Targetには先程作成したインターネットゲートウェイのインターネットゲートウェイ IDを指定します。 f:id:faun752:20210607214154p:plain 次にサブネットの関連付けを行います。
サブネットの関連付けタブから「サブネットの関連付けを編集」をクリックしてください。 f:id:faun752:20210607214349p:plain 先程作成したサブネット2つを選択して「Save Associations」をクリックしてください。 f:id:faun752:20210607214529p:plain

少し長くなりましたので、今回はここまでです。
次回は今回作成した2つのサブネットにEC2を配置してロードバランサーで負荷分散させるところまで構築します。